医療情報処理業務

医療情報処理業務とは

医療情報処理とは、医療機関における統計や未納の診療費など、主に病院の診療後に行う事務処理業務のことです。

医療情報処理業務は大きく3つにわけることができますが、どれも病院の経営にとって欠かせない重要なものであり、医療事務の能力が問われる業務となっています。

1.統計業務

1日を通しての外来患者数や、入院ベッドの稼働率、通院率、通院回数などの統計および分析をするのが病院における統計業務です。

これらの統計を取ることは、病院の経営状況の改善や今後の医療サービスの計画を立てる上で重要な意味を持ってきます。

現在はこれらの統計業務はコンピューターで管理されているものが多く、月ごとの推移や年単位での統計などが瞬時にわかるようになっています。

2.治療費未収金のリスト作成および督促業務

通常、患者は診療が終わった時点で自己負担額(保険適用の場合は診療費の2~3割)を窓口にて支払います。

しかし、思ったより診療費がかかってしまい、持ち合わせが足りなかったなど、何らかの理由で徴収できなかった場合は、その分は「治療未収金」扱いとなります。

この場合、支払い済みのものとは別に「未収金リスト」を作成する必要があり、いつ、誰が、何の治療で、どのくらいの診療費を未納しているのかをデータ化して入力しておきます。

リスト作成後、その患者に対して未収金の督促を行うのも医療事務の仕事です。

来院した場合は、その日の診療費に、未収金分を上乗せして請求することができますが、そのほかは患者に電話や文書、あるいは訪問などを行い、支払いの督促をします。

未収金に関しては、3年間の時効が定められているので、3年を過ぎると徴収できなくなり、いわゆる「不良債権」となってしまいます。

近年は患者側の自己負担割合が増えたため、未収金となるケースは少なくないようです。

病院が経営難に陥らないよう、未収金を確実に徴収していくのも医療事務の役目です。

3.病院報告

厚生労働省が、医療法に基づいて実施する医療統計のひとつで、全国の病院および療養病床を有する診療所は、患者の利用状況や従事者の状況を毎月報告する義務があります。

病院報告の種類には患者票と従事者票の2種類存在します。

患者票は毎月保健所に提出するもので、在院患者数、新入院患者数、退院患者数、外来患者数などを、従事者票は年に1度、医師、歯科医師、薬剤師、看護師などの数をそれぞれ報告することになっています。

この患者票と従事者票を記載し、提出する業務も医療事務が行います。

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